人を惹きつける技術 -カリスマ劇画原作者が指南する売れる「キャラ」の創り方- (講談社+α新書)
- 作者: 小池一夫
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2010/01/21
- メディア: 新書
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目次
私は全く無名のままだ
今年の1月に「無名の私が有名になってPVを稼ぐ方法」という記事を書きました。
内容はこんな感じです。
- 入り口は検索エンジンから
- ブランディングということ
- 私は何の専門家なのか?
- プロフィールのページを充実させるのも課題です。
「1. 入り口は検索エンジンから」はそれなりに流入してきますが、「ブランディング」、「専門家」は出来ていません。
私は何の専門家なのか? 以前は「はてなダイアリー」に「sirocco の書いてもすぐに忘れるメモ」をプログラムのメモを書いていましたけど、それはやりません。
これからは放送大学で心理学を学ぶ。そして、それを映画の感想なんかに生かす。そんなふうに考えています。
「プロフィールのページを充実させる」。これは少し頑張りました。
小池一夫さんの「人を惹きつける技術」を読みました。すると、劇画のキャラクターを設定するノリでまるで他人事のように書くことができました。
「人を惹きつける技術」を知ってファンを増やしたい
アマゾンの「よく一緒に購入されている商品」や「この商品を買った人はこんな商品も買っています」をクリックしているうちに小池一夫さんの「人を惹きつける技術」にたどり着きました。
小池一夫さんと言えば「子連れ狼」が有名。劇画は大ヒット。映画化が2回、テレビドラマとして放送されたのが4回、そしアーケードゲームにもなっています。
しとしとぴっちゃんしとぴっちゃん
しとぴっちゃん
橋幸夫さんが歌うイメージソングも大ヒットしました。今でもフレーズが記憶に残っていて、歌うことが出来ます。
そのカリスマ劇画原作者である小池さんが売れる「キャラ」の創り方について本を出していたのです。アマゾンの「商品の説明」に次のようなものがありました。
内容(「BOOK」データベースより)
対人関係に使える「弱点」と「欠点」を魅力に変える法。「3つの願い」「癖」「噂」「謎」を活用せよ。『子連れ狼』は博多人形から生まれた―ヒットキャラ創りの「必勝!ノウハウ」。
『「弱点」と「欠点」を魅力に変える法』。この言葉にピンと着ました。魅力的な映画の主人公には弱点があります。政治家や事業で成功した人でも、弱点のある人は魅力的です。
さて、私も「弱点」はあるから晒してしまった方がいいのかも、そう感じて「人を惹きつける技術」を読むことにしました。
人の心を動かすのは人の心
文章は何のために書くのか? 齋藤孝さんの本には「文章は、ひとを動かすために書く!」と書かれていました。(『凡庸さは恥・齋藤孝さんの「誰も教えてくれない 人を動かす文章術」』)
では、どうすれば人の心は動くのか。小池一夫さんは「キャラは人の心を動かす」と言います。
人の心を動かすのは人の心でしかない。
でも、心というのはそれだけでは見えないし、運べませんから、何か「いれもの」がいる。それがキャラクターです。キャラクターは「心」を運ぶためのメディア、媒体なんです。媒体を「媒介するもの」という風に考えると納得できるのではないでしょうか。
ブロガーとして自分のキャラクターをはっきりさせる。それが大事なんだと思いました。
弱点がある人は魅力的
小池一夫さんの代表作「子連れ狼」の主人公は剣の達人なのですが、いつも乳母車に大五郎を載せている。この大五郎を守らなければならないという弱点が「子連れ狼」を魅力的なものにしています。
民主党の蓮舫さんが「岡田代表は大好き、ただ本当につまらない男」と言ってニュースになりました。石原慎太郎さんみたいにとんでもないことはやらない。無難で間違いない。でも、それは魅力にはならないんですよね。
田中角栄さんの弱点は高等小学校しか出ていないこと。だけど能力はすごい。しかし、田中角栄さんが東大卒だったら、逆にイメージが悪くなってしまいます。
映画「ロッキー」と「ショーシャンクの空に」どちらも名作と言われますが、私が「ロッキー」を好きなのは、そこに私と同じようにグズでダメなロッキーがいるから 。
そこで私もプロフィールに弱点を書くことにしました。
私の弱点
高校しか出ていない。人前で話すのが苦手。運動が苦手。だから、ダンスも苦手。頭でっかちで行動が伴わない。短期で怒りっぽい気がする。
(「プロフィール」より)
まとめ
ファンを増やしたいことから、小池一夫さんの「人を惹きつける技術」を読みました。
すると、劇画のキャラクターを設定するノリでまるで他人事のように書くことができました。プロフィールのセールスポイントを「弱点」にして、それを魅力に感じて貰う作戦です。
さて、どうなりますでしょうか。