目次
「心理学実験」の出席確認で名前を呼ばれなかった
いよいよ心理学実験の面接授業を受講することになりました。
面接授業「心理学実験2:行動の科学」。
千葉学習センターで行われる「心理学実験」には次の4種類行われます。 今学期、私は初めて「心理学実験」の面接授業を申請しました。
心理学実験は履修希望が多い科目です。それは、認定心理士の資格を取得するためには認定単位数を満たす必要があり、それには「心理学実験」を受けることが必須だからです。
私が希望したのは「心理学実験2:行動の科学」。そのあたりのことはこの記事に書いてあります。
初めての「心理学実験」の授業が始まりました。しばらく教授の話があってから、出欠確認で名前を読み上げ、リストにマルバツを記入しているようでした。
あれ? 名前の読み上げを終ったようなのに、まだ私の名前は呼ばれていません。
「・・・私の名前が呼ばれないんですが・・・」
教授の渡した紙に学生番号と名前を書き、助手の方が事務室に確認に行きます。
しばらくして、戻ってくると「登録されていないので事務室に行くように」と言います。
「部屋をでますか?」
「この授業が終ってからにしてください」
あれぇ・・・、そんなことあるか・・・と動揺し、講義は上の空。授業中なのもかまわずiPhoneの電源を入れて調べようとしました。
ブログも書いたし、日程は iPhone のカレンダーで管理しているから、間違うはずないのです。放送大学だってデータベースで管理しているのは知っています。こちらも間違うはずはありません。
科目申請のとき間違えたか?
それ以外に理由は考えられません。事務室で確認すると、私が履修申請したのは「心理学実験2」であり、それは11月11日、12日に終了していることが分かりました。
なんてこったい。そのとき、私は放送大学図書館に来ていました。「ははん、みなさん頑張ってますね」なんて、「心理学実験」をしているPC実習室の前を通っていたのです。
丁寧に確認をしないために起きるうっかりミス、こういうの良くやるんです。この前の単位認定試験では2会場に分かれているのに気が付かず、試験開始ギリギリになってから周りの会話で気が付く始末でした・・・Orz
もう、ホント、早とちりの勘違い、うっかりミス屋さんです。
心は行動の原因か
面接授業は常磐大学大学院教授・人間科学研究科長である森山哲美教授の「行動の科学として心理学」。1コマだけ授業を聞いてきたので、その話を紹介します。
この間、こんな記事を書きました。
日本人が行う寄付が少ないことから、「ケチだ」と日本人の心にレッテルを張りました。日本人は「ケチ」という心の特徴があるから寄付が少ないのでしょうか。
優しい心を持った人は、良い行動をする。邪悪な心を持った人は悪い行動をする。行動の原因が分かれば行動の制御が出来る。だけど、心と呼ばれているものはあてになりません。そこで行動で心を説明しようとします。
「行動分析学」とおっしゃっていました。フロイトやユングらの精神分析学とは全く別の切り口から発達した学問のようです。
環境(刺激)が変わると行動は変わる。心理学は行動の科学だと言います。森山教授は行動分析学という言葉を使っていらしゃいました。今回の心理学実験は環境(刺激)が変わると行動が変る、そんな実験なようです。
「アメリカで働く&起業する私のブログ」を購読しています。iPhoneが発売された当時に流行った写真共有SNS「PhotoShare」で知り合った「たもも」さん*1が書いているのですが、ブログにはボランティアや寄付の話がよく出て来て、アメリカではボランティアや寄付が盛んなのが分かります。
- 一日一善を実際にやってみるとどうなるか
「アメリカ人は個人主義だ、という印象がありますが、こうやって街中で優しい人が多く、私も自然と彼らの真似事から始めるようになりました」 - 学校側から毎週のようにボランティア募集のメールが来る
- バースデー寄付をオススメする理由
環境(刺激)が変わると行動は変わるなら、アメリカのように周りの人たちに寄付をする人が多ければ日本人も寄付をするようになるのだと思います。
アメリカが良いとは限らない
アメリカの羨ましいところを紹介しましたが、「たもも」さんのブログにはアメリカの酷い話も出てきます。
Reply YES to this message and we’ll add TravelPass to your line.
分かりました?そう、大文字のYESで返信しなかったのがダメだったらしい。
大文字のYESで返信しなかったことから、とんでもない金額を請求されたという話です。
それに対して日本の顧客サービスは素晴らしいものがあります。
先日、兄弟にお歳暮を贈りました。
いつもは伊勢丹のオンラインを利用するのですが、こどものころは塩引きのシャケ1本とか、みかん1箱とかだった事を思い出して、高級感よりも実用を求めて、アマゾンからみかん1箱を送ることを思いつきました。
送付先の住所を登録して、みかん1箱を購入する。その作業を兄弟の数だけ繰り返して、お歳暮の手続き終了。
アマゾンではお歳暮の包装もないし、誰が送ったかもわかりません。LINEで「みかんが届いたら私だから」とメッセージを送信しておきました。兄弟だからいいかぁ、と言う訳です。
ところがしばらくして、とんでもないことに気が付きました。
やってもうたぁ。大失敗。うっかりミス屋さんです。 アマゾンから購入するときっちりと納品書がついてきます。納品書入りのお歳暮はないでしょう。
こりゃたいへん。キャンセルしようとしましたが準備が始まったとメールが来ています。そこで、こんな「カスタマイズ要請」のメールを送りました。
すみません。
お歳暮に送ろうと思ったのですが、いつも金額の紙が入っているのに気が付きました。
できたら、金額明細を入れないでいただくようお願いできないでしょうか。
勝手なお願いで申しわけありません。
無理だろうと思ったのですが、アマゾンに出品している業者さんからメールがきました。
ご連絡いただきまして誠にありがとうございます。
お歳暮用との事なので金額がわかる物などは抜いて発送させて頂きます。
この度はご購入頂きまして誠にありがとうございました。
この度はご購入頂きましてありがとうございます。
のしのお名前ですが『siroccojp』でよろしいでしょうか?
もし『siroccojp』このままで宜しければご返信はご不要です。
12月15日午後3時までにご返信がない場合は3件ともお歳暮のしでお名前が『siroccojp』で発送させて頂きます。
宜しくお願い致します。
なんという対応でしょう。感動してしまいました。
以前、電車にパスポートとカメラの入ったショルダーバッグを忘れて、届けてもらった話を書きました。これも、やってもうたぁ。大失敗。うっかりミスの話です。
これも日本は素晴らしいと思いました。
環境(刺激)が変わると行動は変わる
たったこれだけの例で、アメリカは、日本はとレッテルを貼ってはいけませんが、国民の気質みたいなものはあるような気がします。
優しい心、邪悪な心があるから、行動が変わるのでしょうか。
環境(刺激)が変わると行動は変わると言います。「たもも」さんも「アメリカ人は個人主義だ、という印象がありますが、こうやって街中で優しい人が多く、私も自然と彼らの真似事から始めるようになりました」と言っていますから、日本にいるときは私たちとそれほど違わなかったのかも知れません。
妻が自ら命を絶って、私がどん底の苦しみにいるとき、「たもも」さんから、お見舞いの品を送っていただきました。「たもも」さんの一日一善は本当に有難かった。
日本も一人、一人と優しい行動をする人が多くなれば、みんなの行動も変わっていくのだと思います。
環境(刺激)が変わると行動は変わる(はず)。
*1:「たもも」さんって凄いキャリアの方なんです。アメリカの日本人コミニュティに向けた文章をみてびっくりしました。ブログにもそれを書いて、上から目線でガンガンと出羽守ライターをやればアクセスもあがると思うのですが、控えめな方です。